こんにちは
発達障害児の子育てがラクになるカウンセリング
カウンセリングサービスの那賀(なか)まきです。

ご訪問、ありがとうございます。


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以下のような光景を少し想像してみてください。


あなたは宇宙船に乗っています。
ところが、この宇宙船はトラブル続き。
1日に何度も緊急事態を告げるアラームが鳴り響きます。

操縦士たちは、必死でトラブルに対応していて、とても話しかけられる状態ではありません。

あまりに大変そうなので、何か手伝えることはないか?と思って席を立つと
「座っていてください」
「危険です!」
「お願いだから余計な事しないでください」
「じゃま!」
と操縦士たちから強い口調で言われます。

しかたがないので、ひとりで座っているのですが、
操縦士たちの必死な姿や鳴り響くアラーム音に不安な気持ちを抑えきれません。

けれども、乗客は自分一人。
不安な気持ちも恐怖感も誰にも伝えることができません。

自分以外の人(操縦士たち)は、本当に大変そうなのに、自分にはそれを手伝う力がなくて何一つ役に立てない申し訳なさと自分の恐怖や不安を伝えられない心細さを抱え続けながら宇宙旅行を続けます。


障がい児のきょうだい(わたしも含)である方の話を聞かせていただいていると、この宇宙船のお客さんのような心境に陥った経験をされている方がとてもたくさんいます。

そのほかにも、家族が問題を抱えていたり、余裕がなかったりという理由で、子どもの頃両親の愛をあまり感じられなかったという方も同様の経験をされていることがあります。

宇宙船は障がい児や家族にとっての問題。
操縦士は両親(特に母親)。
アラームは、障がいを持つきょうだいに起こる様々な問題や大人の怒ったような声、余裕のない声。


こんな状況に置かれたとき、子どもはこんな気持ちを感じたり、行動をとったりします。

自分の大切な両親が困っている

何か力になりたい(愛・優しさ)

でも幼い自分には何もできない(無力感・無価値感・罪悪感)

じゃまにならないよういい子でいよう(愛・優しさ・強さ・犠牲・がまん)

役に立てるよう早く大人になろう(強さ・努力・自立)


大人に余裕がないのでがんばっても承認されない(不安・自信が持てない・自己肯定感の欠如)


本当は泣き叫びたいほど、怖いし不安。
でも、それを受け止めてくれる人は誰もいない。(孤独感・不安・寂しさ)

本当は誰かに抱きしめてほしい。
安心させてほしい。
受け止めてほしい。
愛してほしい。

でもその気持ちを表現すると親や周りの人を困らせてしまう。
表現したとしても、大人に余裕がないので気づいてもらえない。


一人で耐えるしかない。(強さ・優しさ・がまん・感情の抑圧)

上記のような体験を何度も重ねた人は、以下のような評価を受けやすくなります。

・まじめで努力家・責任感が強い
・自分より全体を優先する
・忍耐強い・しっかりもの・優しい

その反面、以下のような問題も抱えやすくなります。

・自分は役に立てない人間だと思い込んで、ハードワークをしてしまう。
・上司や周りからの承認がないと不安になる。
・周りの人に助けを求める方法がわからず一人で抱え込む。
・自分の気持ち(感情)がわからなくなる。
・自分を好きになってくれる人が現れると思えない。
・恋愛では、超依存になってしまう。


問題が積み重なって、カウンセリングに来られたときには、

・これ以上どうしたらいいかわからない。
・もうこれ以上頑張れない。動きたくない。投げ出してしまいたい。
・どう助けを求めていいかわからない。

という状態ということも多いのです。

そんなとき、わたしがまずお伝えすることは
よく、がんばってきましたね
ということ。

そして、
上手に説明なんてしなくていいから
思っていることや感じていることを好きなだけ話してください

ということです。

カウンセリングルームで過ごす時間は
あなたのための時間。

背負ってきた荷物を下ろしてもいい場所。
誰かを優先しなくてもいい場所。


わたしはそう思っています。

カウンセリングが
あなたの「安全地帯」になりますように・・。


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きょうだい児の心理・才能・恋愛についてお話します。
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※神戸メンタルサービスの講座ですので、会員以外の方一般料金となります。

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料金:一般¥4,400 会員¥3,300 (会員は入会申込み¥3,300が必要です) 
お申込み・お支払い:11/18(水)15:00締切  
ミーティングID発送:11/18(水)18:00までに送ります。 
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【講座内容】(神戸メンタルサービスHPより抜粋)

障害児の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と言います。障害児のいる家族の中で育つ「きょうだい児」の多くは、「自分は世界で2番目の存在で、誰かの1番にはなれない」という感覚を持ち、大人になっても、人間関係に悩んだり、恋愛への怖れを感じたりします。この講座では「きょうだい児」の心理パターンが生まれる背景や問題、そして才能についてお話します。

講座の内容を紹介した記事は >>>コチラ

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(2020/11/16加筆修正)