今日は「七夕」ですね。

子どもの頃、
「織姫と彦星が会うところを見るんだ！」
と夜遅くまで空を見上げていました。
（残念ながら、織姫の星と彦星の星が近づくのを見ることはありませんでしたが・・）

１）「織姫と彦星の話」

わたしが知っている「織姫と彦星の話」はこんなストーリー。

天の神様の娘の織姫は美しく働き者。
天の神様は
年頃になった織姫にぴったりの若者はいないか？と探します。
すると
とても働き者の牛飼い「彦星」が目に留まります。

そして、二人を結婚させるのですが、
織姫も彦星も、
お互いのことが大好きで
働くことを忘れるほどのラブラブっぷり。

神様は
働くことをおろそかにしてはいけない。
と何度も注意するのですが
「明日からは」といいつつ
二人とも働かない日が続きます。

そこで、怒った神様が
二人を天の川の両岸に分けてしまい
一生懸命に働いたら、
年に一度「七夕の日」に会うことができる
と言ったので、
二人は元のように一生懸命に働いて
年に一度だけ会うことができるようになったのです。

こうして1年に一回しか会えなくなった織姫と彦星。

さてこの状況になったとき
次のA・Bのうち
あなたはどちらの考え方に近いでしょうか？

２）反省の1年を過ごすＡの織姫

３）彦星に会うための準備の1年を過ごすBの織姫

４）Ａの織姫とＢの織姫の違いは？

Aの織姫は
「わたしは怠け者だ」
「だから頑張って働かねば！」
という気持ちで364日を過ごします。

Bの織姫は
「七夕の日を最高の一日にしたい！」
とワクワクしながら364日を過ごします。

同じように働く1年であっても
そこで感じている気持ちは全く違っていますね。

Aの織姫の心の中には
幸せになるには、我慢や苦労に耐えねばならない
という思いがあります。

すると、
七夕以外の364日は幸せを感じてはいけないと思いやすくなります。

だって、
途中で自分に幸せを許可する
我慢や苦労していない
「七夕の再会」という幸せを手にする資格がない
となってしまいますから。

つまり
織姫にとって
「仕事」は我慢と苦労の象徴になってしまうんですね。

七夕の再会だけを楽しみに
ずっと苦労に耐える人生だなんて・・

まさに
「悲劇の織姫」

ちょっと悲しいですよね。

一方
Bの織姫の心の中には
目の前にある状況を使ってもっと幸せになればいい
という思いがあります。

ですから、
何気ない日々の生活を楽しんだり
仕事に喜びを覚えたりすることに対して制限がありません。

七夕の再会も幸せ
仕事も幸せ
毎日のありふれた光景も幸せ

毎日をキラキラ過ごした延長上にある「七夕の再会」は、
いつも以上にキラキラした時間になるのです。

いつでも、どこでも、毎日「幸せ～」

「楽天家な織姫」の出来上がりです。

５）幸せを感じるために制限を取りはらおう

「幸せ」を感じる機会は無限にあります。

でも私たちは、
Aの織姫のように
「幸せ」を手に入れるための条件をつけてしまったり
「幸せ」になる方法を決めてしまうことが多いんですね。

Bの織姫みたいに
「幸せ」はいつ感じてもよい！
「幸せ」はたくさん感じてもよい！
と「幸せ」に対する制限を取り払っていけるといいですね。