障がいや病気の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と呼びます。
とても身近な存在として生きる中で独特の感覚を持つことも少なくありません。
今日の記事は「きょうだい児」としてのわたしの中にある「何かを欲しいという気持ちがバレたらダメ~!」と思ってバレないように「欲しくないもん!」と表現してしまう感覚についてです。
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
こんにちは
発達障がい児の子育てがラクになるカウンセリング

カウンセリングサービスの那賀(なか)まきです。
ご訪問、ありがとうございます。
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
とても身近な存在として生きる中で独特の感覚を持つことも少なくありません。
今日の記事は「きょうだい児」としてのわたしの中にある「何かを欲しいという気持ちがバレたらダメ~!」と思ってバレないように「欲しくないもん!」と表現してしまう感覚についてです。
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
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発達障がい児の子育てがラクになるカウンセリング


カウンセリングサービスの那賀(なか)まきです。
ご訪問、ありがとうございます。
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「欲しいものを欲しい」と言えますか?
わたしには「欲しいものを欲しい、だなんて絶対言っちゃダメ~」と思っていた時代があります。
「言う」どころか、「知られちゃダメ~~~!!」と思っていました。
例えば、こんなふうに、です。
わたしが小さい頃、「リカちゃん人形」が流行しました。
「女の子なら、みんな持っている」くらいの人気。
我が家にもありました。
でも、それはぜーんぶ妹のものでした。
わたしは持っていなかったんです。
わたしの心の中にはこんなルールがあったからです。
わたしがこのルールを持つようになったのには、理由があります。
わたしの妹は知的障害を持っています。
このことに関して、幼かったわたしはこんなふうに感じたのです。
妹はわたしが背負うはずだった障害を引き受けてくれた「天使」
わたしは、自分の障害を妹に背負わせた「罪人」
そんな思いがあったので
「リカちゃん人形」だけでなく、たくさんのものを妹に譲りました。
・イチゴ
・メロン
・松田聖子ちゃんに代表されるアイドルのファン
・女の子らしい洋服
・親との旅行etc
妹が好きだと言ったものは
「ホントは好きだったとしても、嫌い」というようになりました。
たとえばイチゴ。
わたしもイチゴが好き、
妹もイチゴが好き。
という状況では、
親は「半分こしなさい」と言いますよね。
でも、
わたしが「嫌い」だったら、わたしの分を妹にあげても怒られません。
だから、
妹が好きなものを「わたしは嫌いだからいらない」と言って譲るようになったんです。
このルールがだんだん妹以外にも適用されるようになり「欲しいということに気づかれちゃダメ」という思いになっていきました。
すると・・
「あの人ステキだな~」と思う人ができるとどうなると思います?
「ステキだなぁ~」と思った気持ち。
胸キュンになっている自分のココロ。
そういったものに、絶対気づかれてはダメ~~
と感じるので、
ものすごーーーく不自然な態度をとってしまうんです。
ステキだし、好きだから近づきたいけれど
そんな気持ちに気づかれたらダメだから近づいちゃダメ!
だから、同じ電車だけど違う車両にのる。
同じ車両になったら、一番遠い席に座って、絶対彼のほうは見ない。
というような態度・・です。
(コレ、大学生になったばかりの恋ともいえない恋をしていたワタシの実話)
めっちゃ変な人だと思います。
当然ですが、わたしの気持ちが届くわけはありませんでした。
欲しいものを手に入れてはいけない。
幸せになりたいけど、手に入れてはダメ。
まるで「罰ゲーム」みたいですよね。
「罰ゲーム」のようなルールを自分に課すだなんて変な話なんですけどね。
兄弟や姉妹は同じ親の元に生まれた存在同士であるために
「兄弟姉妹の生きる世界は、もしかしたら自分が生きたかもしれないもうひとつ世界ではないか?」と感じる場合があります。
現実にはありえない話なのですが
もし、わたしが後から生まれていたら・・
もし、わたしが先に生まれていたら・・
のように
「兄弟姉妹と自分が入れ替わっていたかもしれない」と感じるのです。
そのため、わたしのように自分だけが恵まれていることに大きな罪悪感を感じることも少なくありません。
でも、
その罪悪感
もう手放してもいいですよね。
あなたも
あなたの兄弟姉妹も
だれも「つみびと」なんかじゃないんだから・・。
大好きな人を大好きだと素直に思える。
大好きな人に大好きだと言える。
それは、とても幸せなことだとわたしは思います。
なぜなら、わたしはそう思えたとき、とても幸せだったから・・。
とはいえ
「恵まれている」という罪悪感って、他人に話しにくくないですか?
そんな気持ちも含めて、よかったらお話を聞かせてくださいね。
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
きょうだい児の心理・才能・恋愛についてお話します。

※神戸メンタルサービスの講座ですので、会員以外の方一般料金となります。
会場:ZOOM
料金:一般¥4,400 会員¥3,300 (会員は入会申込み¥3,300が必要です)
お申込み・お支払い:11/18(水)15:00締切
ミーティングID発送:11/18(水)18:00までに送ります。
→お申込みはこちら
【講座内容】(神戸メンタルサービスHPより抜粋)
障害児の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と言います。障害児のいる家族の中で育つ「きょうだい児」の多くは、「自分は世界で2番目の存在で、誰かの1番にはなれない」という感覚を持ち、大人になっても、人間関係に悩んだり、恋愛への怖れを感じたりします。この講座では「きょうだい児」の心理パターンが生まれる背景や問題、そして才能についてお話します。
講座の内容を紹介した記事は >>>コチラ
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カウンセリングのメニューと料金については >>>コチラ
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(2020/11/17加筆修正)
わたしには「欲しいものを欲しい、だなんて絶対言っちゃダメ~」と思っていた時代があります。
「言う」どころか、「知られちゃダメ~~~!!」と思っていました。
例えば、こんなふうに、です。
わたしが小さい頃、「リカちゃん人形」が流行しました。
「女の子なら、みんな持っている」くらいの人気。
我が家にもありました。
でも、それはぜーんぶ妹のものでした。
わたしは持っていなかったんです。
わたしの心の中にはこんなルールがあったからです。
「妹が欲しいといったものは、妹のもの。
わたしは欲しがっていけないし、持っていたら譲らなければならない」
わたしは欲しがっていけないし、持っていたら譲らなければならない」
わたしがこのルールを持つようになったのには、理由があります。
わたしの妹は知的障害を持っています。
このことに関して、幼かったわたしはこんなふうに感じたのです。
妹は障害があるからできないことがいっぱいある。
わたしは障害がないから、頑張ればなんだってできる。
恵まれているわたしは、恵まれていない妹に自分の持っているものを譲らなければならない。
妹が望むものは、全部妹に譲らなければ、妹にねたまれる。
だって
わたしが障害を持たずに生まれたために
妹が障害を背負ってしまったんだから・・・。
わたしは障害がないから、頑張ればなんだってできる。
恵まれているわたしは、恵まれていない妹に自分の持っているものを譲らなければならない。
妹が望むものは、全部妹に譲らなければ、妹にねたまれる。
だって
わたしが障害を持たずに生まれたために
妹が障害を背負ってしまったんだから・・・。
妹はわたしが背負うはずだった障害を引き受けてくれた「天使」
わたしは、自分の障害を妹に背負わせた「罪人」
そんな思いがあったので
「リカちゃん人形」だけでなく、たくさんのものを妹に譲りました。
・イチゴ
・メロン
・松田聖子ちゃんに代表されるアイドルのファン
・女の子らしい洋服
・親との旅行etc
妹が好きだと言ったものは
「ホントは好きだったとしても、嫌い」というようになりました。
たとえばイチゴ。
わたしもイチゴが好き、
妹もイチゴが好き。
という状況では、
親は「半分こしなさい」と言いますよね。
でも、
わたしが「嫌い」だったら、わたしの分を妹にあげても怒られません。
だから、
妹が好きなものを「わたしは嫌いだからいらない」と言って譲るようになったんです。
このルールがだんだん妹以外にも適用されるようになり「欲しいということに気づかれちゃダメ」という思いになっていきました。
すると・・
「あの人ステキだな~」と思う人ができるとどうなると思います?
「ステキだなぁ~」と思った気持ち。
胸キュンになっている自分のココロ。
そういったものに、絶対気づかれてはダメ~~
と感じるので、
ものすごーーーく不自然な態度をとってしまうんです。
ステキだし、好きだから近づきたいけれど
そんな気持ちに気づかれたらダメだから近づいちゃダメ!
だから、同じ電車だけど違う車両にのる。
同じ車両になったら、一番遠い席に座って、絶対彼のほうは見ない。
というような態度・・です。
(コレ、大学生になったばかりの恋ともいえない恋をしていたワタシの実話)
めっちゃ変な人だと思います。
当然ですが、わたしの気持ちが届くわけはありませんでした。
欲しいものを手に入れてはいけない。
幸せになりたいけど、手に入れてはダメ。
まるで「罰ゲーム」みたいですよね。
「罰ゲーム」のようなルールを自分に課すだなんて変な話なんですけどね。
兄弟や姉妹は同じ親の元に生まれた存在同士であるために
「兄弟姉妹の生きる世界は、もしかしたら自分が生きたかもしれないもうひとつ世界ではないか?」と感じる場合があります。
現実にはありえない話なのですが
もし、わたしが後から生まれていたら・・
もし、わたしが先に生まれていたら・・
のように
「兄弟姉妹と自分が入れ替わっていたかもしれない」と感じるのです。
そのため、わたしのように自分だけが恵まれていることに大きな罪悪感を感じることも少なくありません。
でも、
その罪悪感
もう手放してもいいですよね。
あなたも
あなたの兄弟姉妹も
だれも「つみびと」なんかじゃないんだから・・。
大好きな人を大好きだと素直に思える。
大好きな人に大好きだと言える。
それは、とても幸せなことだとわたしは思います。
なぜなら、わたしはそう思えたとき、とても幸せだったから・・。
とはいえ
「恵まれている」という罪悪感って、他人に話しにくくないですか?
そんな気持ちも含めて、よかったらお話を聞かせてくださいね。
☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚
きょうだい児の心理・才能・恋愛についてお話します。

※神戸メンタルサービスの講座ですので、会員以外の方一般料金となります。
会場:ZOOM
料金:一般¥4,400 会員¥3,300 (会員は入会申込み¥3,300が必要です)
お申込み・お支払い:11/18(水)15:00締切
ミーティングID発送:11/18(水)18:00までに送ります。
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【講座内容】(神戸メンタルサービスHPより抜粋)
障害児の兄弟姉妹のことを「きょうだい児」と言います。障害児のいる家族の中で育つ「きょうだい児」の多くは、「自分は世界で2番目の存在で、誰かの1番にはなれない」という感覚を持ち、大人になっても、人間関係に悩んだり、恋愛への怖れを感じたりします。この講座では「きょうだい児」の心理パターンが生まれる背景や問題、そして才能についてお話します。
講座の内容を紹介した記事は >>>コチラ
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(2020/11/17加筆修正)