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こんにちは
発達障がい児の子育てがラクになるカウンセリングを大阪・江坂で提供中
カウンセリングサービスの那賀(なか)まきです。

ご訪問、ありがとうございます。

今日の記事は「大切なわが子」の障害を知ったときの親の心理について、です。



1大切で愛しい我が子だからこそ、親は自分を責めるのだ

最近、年下の友達が出産することが重なっています。
フェイスブックなどにアップされている「赤ちゃん」を見ると、わが子が赤ん坊だった頃のことを思い出します。

24時間以上かかった出産で、体は大きく生まれたけれど、体力が弱っていたため、数時間だけど保育器で過ごした息子。

この時点で、わたしが思ったこと。
「わたしが上手に生んであげられなかったから、弱らせてしまったんだ~。お母さんなのに・・、情けない」

1か月検診の時、先天性の心臓疾患が見つかったときには、「生まれるのに時間がかかりすぎて、本来なら生まれたときにちゃんとふさがるはずの心臓の穴がふさがらなかったんだ・・。お母さんのせいで、ごめんなさい」と思いました。

息子になにかあれば、全部自分のせいのように思っていたんですね。

母親である自分ががんばってなんとかなることなら、頑張ればいい。
でも、心臓の穴は、わたしにはふさぐこともできないし、息子の代わりになることもできませんから、余計に「ちゃんと生んであげられなかった」と自分を責めていたんです。

当時のわたしと同じように、子どもに何かあれば、「自分のせいだ」と自分を責めてしまうお母さんは多いんじゃないかな?と思います。

心理学を学んで気がついたこと。

それは、「自分のせいだ」と責める気持ちと同じくらい、「この子が大切だ」と思う気持ちがある、ということ。

「大切なわが子」なのに、その子がつらい思いをする、だなんて耐えられない!!

そんな思いをさせてしまう自分は、「なんて非力で無力でちっぽけな存在なのか・・」と何とも言えない無力感に苛まれる。

我が子のことが大切で愛しいからこそ、無力な自分が許せないのだ。

このことに気づいたとき、わたしにとっての「長年の謎」が解けました。

2障害児が生まれた時の親の絶望は「望んだ子じゃない!」という思いだと思っていたけれど・・・

わたしにとっての「長年の謎」というのは
「わが子に障害がある、と知った時、どうして両親は絶望するんだろう?」ということでした。

知的障害を持つ妹と育った私にとって「知的障害がある」ことは特別なことではなかったのだと思います。

もちろん、その障害のために「理不尽な仕打ち」や「差別」に苦しみ、悲しみ、怒る妹を身近に見てきた分、社会に対する「怒り」は人一倍感じてきたんですが、それと同時に、わたしにはない「心の美しさ」を持った妹に嫉妬をしたこともあるし、妹の人生を、すぐそばで見ていた分、「なんとかなるよ」と思えていたんですね。

だから、「そんなに絶望しなくてもいいんじゃない?」と思っていたし、「障害を持っていたら、愛せないの?」とも思っていました。

両親の絶望は、
自分たちの望んでいた子どもではない、という絶望
こんな子供がほしかったわけじゃない、という絶望
そんなふうに思い込んでもいました。

でもね、
そういう問題じゃなかったんだな・・とわかったんです。


3障害児が生まれたときに親が絶望するのは「愛しい我が子」をどう愛せばいいのかがわからないから

大切でいとおしい存在だから
「この子を幸せに育てられるんだろうか?」と不安になるんですよね。

かわいくて大事だから、
「どんなにちいさな傷」であっても「けがなんてしてほしくない」と思うんですよね。

それなのに、親である自分たちの力が及ばないレベルで「わが子が苦しむかもしれない。」

そして、そんなわが子を「どう支え、どう育てたらいいかわからない」と感じるから、目の前が真っ暗になるほどの絶望感を感じるんじゃないでしょうか?

幸せにしてあげたいのに・・・
どんな苦労もさせたくないのに・・

障害や病気があるから「その子を愛せない」と思っているのではなくて、かわいくて、いとおしいからこそ、悲しみも大きいんです。

絶望せずにはいられないほどの深くて大きな愛。

もし、あなたが誰かのことを「愛することができない」と悩んでいるのなら、あなたは、どれほど「人を愛したい」と願っている人なのでしょうか?

そんな「優しいあなた」に、穏やかな時間が訪れますように・・



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(2020.5.27加筆修正)